2023年3月14日 ─ GIGABYTEの子会社であり、高性能サーバー、サーバー用マザーボード、ワークステーションで業界をリードするGiga Computingは本日、インテル® Xeon® W-3400とインテル® Xeon® W-2400デスクトップワークステーションプロセッサーをそれぞれサポートする2つの新しいワークステーション用マザーボード、GIGABYTE MW83-RP0およびMW53-HP0を発表しました。インテル® W790チップセットを搭載するこれらの新しいプラットフォームは、DDR5規格のメモリ製品やPCIe Gen5.0規格のインタフェイス等の最新テクノロジーをサポートする初のワークステーションプラットフォームです。このプラットフォームは複雑な3D CAD、AI開発、シミュレーション、3Dレンダリングなど、要求の厳しいアプリケーションでその卓越性を発揮します。
新世代のインテル® Xeon® Wシリーズプロセッサーにおける進化
新世代のインテル®「Sapphire Rapids」Xeon® W-3400およびW-2400シリーズプロセッサーは、前世代の「Ice Lake」Xeon® W-3300プロセッサーと比較して、ワークステーション向けのプロセッサーとして、いくつかの重要なメリットをもたらします。前世代と同様に、新しいXeonプロセッサーは、最大4TBの8チャンネルメモリーをサポートしています。しかし、新しいXeon CPUは最新規格のDDR5へと移行し、メモリ帯域のパフォーマンスが大きく向上されているため、大きな優位性があります。第二に、ほとんどのワークロードでCPU性能が向上しており、これは特にCPUコア数の増加とクロック速度の向上によるものです。先に述べたように、新しいXeonプロセッサーはPCIe Gen5規格のインターフェイスと、CPUとGPUなどのデバイス間のスループットを向上させるスピードをサポートしています。加えて、CXLもサポートされているため、アクセラレータやNICは帯域幅の向上のメリットを享受できます。AIおよびディープラーニングを加速するべく、インテルはAMX/TMULとBFloat16命令のサポートを追加することにより、AVX-512ソリューションを改善しています。これらは、新しいインテル® Xeon® Wプロセッサーに関連する多くの利点のうちほんの一部にすぎず、他にもセキュリティの強化など多くの利点を備えています。インテル® Xeon® Wプロセッサーの詳細については、インテルのウェブサイトをご覧ください。
2種類のマザーボードと2種類のプラットフォーム
GIGABYTEの2つの新しいマザーボードのうち、若干大きい12x10.5インチのマザーボード、MW83-RP0は、標準的なATX規格に準拠したMW53-HP0よりも、豊富な機能を装備しています。MW83-RP0は、最大56コア、112PCIeレーンのエキスパートワークステーション、インテル® Xeon® W-3400シリーズプロセッサーに特化して設計されており、一方MW53-HP0は、最大24コア、64PCIeレーンのメインストリームワークステーション、インテル® Xeon® W-2400シリーズプロセッサー向けに構築されています。さらに、両マザーボードとも8つのメモリDIMMで最大2TBのメモリをサポートしていますが、それぞれXeon W-3400プラットフォームは8チャンネルメモリ、W-2400プラットフォームは4チャンネルメモリとなっています。このように、プロセッサーの観点における明確な差別化は、これら2つのGIGABYTEワークステーションマザーボードの選択肢にも反映されています。
GIGABYTE MW83-RP0およびMW53-HP0
GIGABYTEの2種類のマザーボードは、演算負荷の高いあらゆるレベルのプロフェッショナルワークロードをターゲットとして、エンタープライズグレードの機能を組み込み、設計されています。インテル®W790チップセットは、GPUやドライブ用のPCIe Gen5.0インターフェイス、またはUSBデバイス用のUSB 3.2 Gen2(10Gbps)ポートなど、高速スループットの豊富なオプションを提供します。高コア数のCPU、高速のオンボード10GbE LANポート、豊富な拡張スロットを活用するパワーユーザーはMW83-RP0を、より予算重視のユーザーは、高負荷の演算ワークロードに対応したMW53-HP0を選択することができます。注意すべき点として、各マザーボードに含まれるプロセッサーキャリアクリップの種類により、各マザーボードは1つのプロセッサーシリーズしかサポートしていない点です。W-3400シリーズは、MW83ボックスに収容されたE1A(XCC)キャリアクリップを使用し、W-2400は、やはりMW53ボックスに収容されたE1B(MCC)キャリアクリップを使用します。最後に、両マザーボードには、リモートでのモニタリングと管理のためのBMCが搭載されています。これら新しいマザーボードの価値をさらに高めるために、GIGABYTEはウェブブラウザベースのプラットフォームを介してBMCサーバー管理用のGIGABYTE・マネジメント・コンソール(GMC)を提供しています。さらに、GIGABYTE・サーバー・マネジメント(GSM)ソフトウェアを製品ページからダウンロードしてご利用いただけます。このソフトウェアは追加のライセンス料を必要とせず、複数のサーバーを監視・管理することができます。GMCとGSMは、TCOとメンテナンスコストを削減しながら、大きな価値を提供します。
MW83-RP0 | MW53-HP0 | |
---|---|---|
フォームファクタ | SSI-CEB | ATX |
対応CPU | Intel Xeon W-3400 | Intel Xeon W-2400 |
メモリチャンネル数 | 8-channel | 4-channel |
DDR5規格メモリ | 8 x DIMMs; RDIMM/3DS-DIMM | |
拡張スロット | 5 x PCIe 5.0 x16 2 x PCIe 4.0 x16 |
4 x PCIe 5.0 x16 1 x PCIe 3.0 x4 |
ストレージ | 2 x M.2 (Gen4 x4) 2 x SlimSAS (for 8 x SATA) |
3 x M.2 (Gen4 x4) 8 x SATA |
BMC (リモート管理) | ASPEED AST2600 | |
LAN | 2 x 10GbE LAN 1 x MLAN |
2 x 2.5GbE LAN 1 x MLAN |
リアI/O USBポート | 3 x USB 3.2 Gen2 Type-A 1 x USB 3.2 Gen2x2 Type-C |
5 x USB 3.2 Gen2 Type-A 1 x USB 3.2 Gen2x2 Type-C |
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Giga Computing Technologyについて
Giga Computing Technology は、エンタープライズ・コンピューティング分野における業界の革新者でありマーケットリーダーです。2023年1月にGIGABYTE からスピンオフを果たした当社は、設計と製造におけるハードウェアの専門知識を維持しながら、独自のコア・コンピテンシーにより多くの投資を推進できる独立した企業体として運営しております。当社は、データセンターからエッジまでのあらゆる種類のワークロードに対応する完全な製品ポートフォリオを提供します。これには、HPC および AI 用途、データ分析、5G/エッジ、クラウドコンピューティングなどの従来のワークロードおよび、全く新しい種類のワークロード等が含まれます。主要なテクノロジー・リーダー各社との長年にわたるパートナーシップにより、当社の新製品が最も先進的であり、新しいパートナー・プラットフォームと共に提供されつづけます。当社のシステムは、パフォーマンス、セキュリティ、スケーラビリティ、そして持続可能性を体現した結晶と言えるでしょう。弊社についてのより詳細な情報はhttps://www.gigabyte.com/Enterpriseをご覧ください。また「newsletter」の登録での最新情報を取得する事ができます。
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