GIGABYTE、 ネイティブ液浸!単相液浸冷却タイプのソリューションを発表!
企業のデジタル化を積極支援、ゼロエミッションを加速
Nov 03, 2022

2022 年 11 月 03 日 ─ ハイパフォーマンスサーバー並びにワークステーション製品において、業界を牽引するリーディングカンパニーであるGIGABYTEは本日、先に発売された一連の単相液浸冷却サーバーに続いて、EIA(米国電子工業会)およびOCP(Open Compute Project)の規格に準拠した2つの液浸冷却タンクと液浸冷却サーバーG152-Z12を発表し、再び液浸冷却コンピューティングソリューションへの注力とサポートを拡大します。GIGABYTEは、液浸冷却コンピューティング分野における長年の研究開発と展開の経験に、液浸冷却サーバーおよび冷却タンクの既製製品を組み合わせることで、企業が世界の「ネットゼロ」規制に準拠した高密度、高演算能力の次世代データセンターを迅速に展開し、デジタルトランスフォーメーションのプロセスで機先を制する支援を提供します。

今回の発表会で展示した25U EIAタンク18OU OCPタンクは、それぞれ21U+4×1U(EIA)、18OU(OCP)+2OU(電源シャーシ)+2×1U(EIA)の設備容量で、先日発表したG292-Z45G292-Z43G292-280H262-Z6BS251-3O0液浸冷却サーバーに最適化したサポートを提供します。タンクは最大80kWの冷却能力を持ちながら、2.0m×0.9mの床面積しか必要としないため、限られたスペースに高密度のコンピューティング機器を展開する選択肢を提供することができます。GIGABYTEの単相液浸冷却コンピューティングソリューションは、サーバールームの総消費電力を30%削減し、電力使用効率を1.1 PUE以下にまで改善します。

▲ 25U EIA 液浸専用タンク

これら2つの液浸冷却タンクには、サーバー周囲の液体温度を自動検知するセンサーが多数搭載されており、随時インテリジェントに温度調節を行い、タンク内の温度を35℃に保つことが可能です。また、冷却分配ユニット(CDU)の冗長化により、一方のCDUに予期せぬ故障が発生した場合でも、サーバーの動作を中断させることがないように確約できます。また、GIGABYTEは、この革新的な液浸冷却サーバーに対し1年間のグローバルアフターサービスを提供しており、延長保証オプションも用意しています。これらの保証体制により、この革新的な製品を導入することで、企業はコンピューティング性能のアップグレード、高度な省エネ、そしてデジタルトランスフォーメーションにおける競争力の強化を実現することができます。

同時に、GIGABYTEは、液浸冷却サーバー製品のGシリーズに新たにG152-Z12を追加いたしました。G152-Z12は、最大消費電力280W、64コアのAMD EPYC™ 7003プロセッサーをサポートするだけでなく、1Uのスリムな筐体に2つのデュアルスロットタイプ(rev.200)または4つのシングルスロットタイプ(rev.400)の拡張カードを装着でき、異なるアプリケーションニーズのユーザーに最適なハードウェアアーキテクチャの選択肢を提供することができます。G152-Z12は、GIGABYTEの液浸冷却タンクと組み合わせ、グリーンデータセンターの迅速な展開を可能にするだけでなく、市場で主流の単相液浸冷却タンクモデルとの互換性もあります。

▲ G152-Z12

「GIGABYTEは、これまでサーバーの性能向上に注力してきましたが、CPUやGPUの演算能力向上がもたらす放熱の問題に直面するようになり、企業の運営とサステナビリティをサポートするために、業界トップクラスのパートナー企業と連携するだけでなく、単相液浸冷却コンピューティングの既製製品の自社開発も進めており、企業のグリーンコンピューティング早期実現を支援しています」と、GIGABYTEの創業者兼董事長であるDandy Yehは述べています。

詳細はこちら:《液浸冷却でデータセンターの新時代を切り開く!GIGABYTEサーバー製品の最新の取り組み

この3年間、COVID-19のパンデミックによりビジネスモデルが変化・刷新され、さまざまな場面でリモートやオンラインの活動形態が大量に登場しています。主流の電子商取引や金融テクノロジーと相まって、あらゆるビッグデータやクラウドコンピューティングに対する需要が大幅に増加しており、企業のデータセンターにとって「レジリエンス」が試される状況になっています。同時に、台湾は2050年までに炭素排出量ネットゼロを実現するという国連の目標にも歩調を合わせています。そのため、データセンターにおけるエネルギー消費の削減を試みる一方で、電力効率の向上がすべてのITインフラストラクチャにとって喫緊の課題となっています。従来、革新的なサーバールームの設計を検証する際、企業は長い計画期間と高いカスタマイズコストに悩まされてきました。GIGABYTEは、単相液浸冷却タイプのサーバー関連製品のワンストップ・ソリューションを提供しており、高性能コンピューティングと冷却設計の専門知識により、放熱限界の突破、高性能コンピューティング、展開の機動性と拡張の柔軟性など、多くの優位性を備えています。

昨年から、GIGABYTEはお客様のさまざまな液浸冷却サーバールームの構築を成功させ、学術機関や科学研究機関、政府機関、企業顧客から広く認知されており、国際的に有名なファウンドリリーダーや日本を代表する通信事業者などがGIGABYTEの提供する液浸冷却コンピューティング製品を導入しています。液冷冷却技術は30年以上前から存在していますが、これまでは導入コストが高いため、設備投資の多い一部の先進的な産業で利用されてきただけでした。「しかし、ネットゼロ目標の実現は急務です。当社の単相液浸冷却製品は体積が小さく、完全性が高いため、導入を加速できるだけでなく、長期的にお客様の総所有コスト(TCO)を削減でき、これらの高コストの課題を克服するだけでなく、二酸化炭素排出量ゼロへのアクセラレータとなります」と、Dandy Yehは述べています。

詳細はこちら:《GIGABYTE、液浸対応サーバー製品を拡充!パートナー企業各社のソリューション対応で、より高効率化へ!

GIGABYTEは、完全なサーバー製品ラインナップと製造経験を擁し、お客様のグリーンコンピューティングに対するニーズに応えるために、液浸冷却コンピューティングに必要な技術を蓄積してきました。また、パートナーと連携したワンストップ型ソリューションの提供に加え、今日発表された液浸冷却サーバーと液浸冷却タンク製品により、液浸冷却コンピューティングの既製ソリューションを市場で初めて発売したブランドとなりました。

液浸冷却タンク規格表

25U EIA Tank18OU OCP Tank
ラック容量 21U + 1U x 4 18OU + 2OU (power shelf)
+ 1U x 2 (EIA)
冷却性能 80 kW
サイズ (L x W x H) Tank (0.91m x 1.28m x 1.49m)
CDU (0.90m x 0.55m x 1.62m)
重量 Tank: 450kg (w/o coolant); 1100kg (w/ coolant)
CDU: 300kg
CDU 消費電力 0.75 kW
冷却液容量 800 L
電源コネクタ規格 CE Type x 3 Plug (3P+N+E 63A IEC 60309)
AC 380-400V 63A 50/60Hz
設置面積 2.04m x 0.91m
サーバー 900mm
冷却液入り温度 17-35°C
冷却液流速 240 LPM
電力使用效率(PUE 1.02

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