GIGABYTE、AMD Ryzen™ファミリー対応の新製品!
ワークステーションや1U規格GPUサーバー!
Sep 23, 2021

2021年9月23日 – ハイパフォーマンスサーバー並びにワークステーション製品において、業界を牽引するリーディングカンパニーであるGIGABYTE(台湾証券取引所:2376)は本日、Wシリーズワークステーションの2つの新製品、AMD Ryzen™ Threadripper™ PROプロセッサーをサポートするW771-Z00と、AMD Ryzen™プロセッサーをサポートするW331-Z00、およびWRX80チップセット搭載のマザーボード、MC62-G40と、TRX40チップセット搭載のラックサーバー、G182-C20を発表しました。リモートワークおよび3Dデザインやエンジニアリング向けの高度演算能力が、これらの新しいプロフェッショナル向け製品の推進力となっています。


▲ W771-Z00

W771-Z00
今日のエンジニアやパワーユーザーは、高負荷のワークロードに注力しており、効果的かつ効率的な作業を可能にする、強力なワークステーションを必要としています。W771-Z00は、64コア128スレッドの3995WXなど、AMD Ryzen™ Threadripper™ PROファミリーの最上位プロセッサーと組み合わせることで、現時点で最も強力なワークステーションとなっています。このワークステーションのマザーボードには、MC62-G40が採用されています。AMD WRX80チップセットをベースとしたW771-Z00は、通常であればサーバー製品にしか搭載されていないようなハイエンドの機能を装備しています。前述のCPUのほか、このチップセットは8本のDDR4 3200MHzメモリに対応し、バランスのとれた8チャンネルのメモリ構成となっています。このシステムは最大128GBのメモリモジュールに対応し、最大2TBのシステムメモリを搭載できます。W771-Z00はPCIe 4.0 x16規格の拡張スロットを7本実装し、最大4基のデュアルスロット規格のGPUカードに対応し、ハイレベルなGPUアクセラレーションによる処理を実現します。ワークステーションではデータストレージが重要であるため、2個の独立したストレージケージからなる最大8基の2.5/3.5インチホットスワップ対応SSD/HDDに対応しており、出荷時の標準仕様では、1個のケージに4個のSSD/HDDベイを搭載しているほか、2本のM.2スロットも装備しています。ネットワークインターフェイスとしては、10G LANポートを2ポート、1G LANポートを2ポート、WiFiモジュール等が搭載可能なM.2 2230スロットを1スロット搭載しています。また、リモートマネジメント機能を担うBMC最新のASPEED AST2600を搭載し、起動時間の短縮と機能性および管理性の向上を実現しています。W771-Z00は、容量2000W(CRPS規格)のPSUを二個搭載し冗長構成をとり高負荷のワークローに対応します。アクティブ/パッシブ冷却を使用する多様なアクセラレータカードに対応するため、筐体後部外付けファンとファンダクトがオプションで用意されており、アクセラレータカードへの理想的なエアフローを確保できます。さらに、オプションでPSUを容量2400W(CRPS規格)にアップグレードすることができ、横置きラックマウント対応用のレールキットも利用できます。下図では、プロフェッショナル向けのWRX80チップセットとコンシューマー向けのTRX40チップセットの主な特徴を比較しています。

チップセットWRX80TRX40B550
AMD Ryzen CPU Threadripper™ PRO Threadripper™ 3000/5000 シリーズ
メモリ 8チャンネル
最大2TBに対応
4チャンネル
最大256GBに対応
2チャンネルl
最大128GBに対応
PCIeレーン数 128 88 20 (Gen4.0) および 10 (Gen3.0)

MC62-G40
エンタープライズクラスのワークステーションでは、新しいMC62-G40でマザーボードを選択することができます。W771-Z00に搭載されているこのマザーボードは、単体でも利用可能です。

モデル名MC62-G40
フォームファクタ SSI-CEB
チップセット WRX80
CPU AMD Ryzen™ Threadripper™ PRO
メモリ 8 DIMM、最大2TBに対応
拡張スロット 6 x PCIe 4.0 x16
1 x PCIe 4.0 x8
LAN 2 x 10GbE、1 x 1GbE、1 x 管理用LAN
BMC ASPEED AST2600
ストレージ 4 x SATA、3 x SlimSAS、
2 x M.2 (NVMeまたはSATA)
接続 6 x USB 3.2 Gen2、1 x TPMヘッダー

W331-Z00
エントリーユーザー向けワークステーション、W331-Z00は、ナレッジワーカー、パワーユーザー、デザイナー向けに設計されています。AMD B550チップセットを実装するW331-Z00は、AMD Ryzen™ 3000および5000シリーズプロセッサーに対応しています。このソケットAM4プラットフォームは、16コア、TDP 105WのAMD Ryzen 9 5950XまでのCPUに対応しています。4本のDIMM 3200MHz DDR4までに対応し、最大128GBのシステムメモリを搭載できます。PCIeレーンに関しては、4本の拡張スロットがあり、そのうち1本のスロットがPCIe 4.0 x16で最新世代のGPUカードに対応している他、WiFiモジュール等が搭載可能なM.2 2230規格のスロットが1スロット実装されています。ストレージには、3.5インチHDDまたは2.5インチSSD用に2個のストレージベイが用意されています。マザーボード上には、NVMe SSD(PCIe Gen 4およびPCIe/SATA Gen 3)用のM.2 2280が2スロット搭載されています。一般的なリアI/Oコネクタの他に、1GbE LANポートが2ポートあり、そのうち1ポートはDASHに対応しています。DASHは、安全な帯域外管理とリモート管理のためのウェブサービスベースの規格です。そして、このシステムの電源として容量500WのPSUが搭載されています。


▲ W331-Z00

G182-C20
AMD Ryzen™Threadripperプロセッサー準拠のシステムは、従来のワークステーションに限らず、コンパクトな1U2GPUタイプのサーバー製品にも導入されています。G182-C20はすべての第3世代AMD Ryzen™ Threadripper™プロセッサーに対応し、TRX40チップセットをベースにしています。このプラットフォームは、最大256GBのシステムメモリ専用のDIMMスロットを8本備えたクアッドチャネルメモリに対応しています。また、1U規格の筐体でありながら、2基のデュアルスロットタイプのGPUカード(PCIe Gen4 x16)に対応しています。他にもいくつかの重要な特徴があります。2つの2.5インチU.2ドライブベイ、2ポートの10GbE Base-T(NCSI対応)、1600Wの冗長電源などです。BMCコントローラーとしてASPEED AST2500を搭載しているため、管理者はリモートで簡単に制御・監視することができます。また、ポートやドライブに前面から簡単にアクセスすることもできます。


▲ G182-C20

GIGABYTEのワークステーションは、AIからレンダリング、クラウドサービスまで、さまざまなアプリケーションに対応するべく作られています。GIGABYTE独自のビルディングブロック設計思想に基づき、ワークステーションは高度にモジュール化されており、用途を限定することなく、ユーザーの自由度を高めています。例えば、W771-Z00とW331-Z00はAMD Ryzen™プロセッサーを採用していますが、EPYCプロセッサーやその他の選択肢を採用した新しいSKUを作成することもでき、シームレスな統合が可能となっています。W771-Z00は、ハイエンドのアクセラレータに対応するように構成されており、さまざまなオプションのアクセサリも用意されています。カスタム構成でもGIGABYTEの保証対象となります。カスタム構成をご希望の場合は、GIGABYTEが対応したサービスを提供します。

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