台湾 台北 2018年8月16日 ‐ ハイコンピューティング、ハイパフォーマンスサーバ製品で市場を牽引するGIGABYTEは、同社初となる、最新のCavium ThunderX2®搭載の新製品を正式に発表いたしました。今回新たに発表されたのは、1UデュアルソケットタイプのR181-T90と2UデュアルソケットタイプのR281-T91で、これらの新製品はスタンダードサーバ向けのシリーズであるRシリーズに属するニューフェイスとなります。
x86に代わり得る選択肢の本命
Cavium ThunderX2®は、全く新しいアーキテクチャを備えた64bit ARMv8準拠のARMプロセッサーであり、現在データセンター等で幅広く使用されているx86系プロセッサー準拠のシステムに代わり得る、選択肢の本命と言ってもよいでしょう。機能面では、Cavium ThunderX2®はx86系プロセッサー準拠のシステムと同等のパフォーマンスを発揮する事が可能です。周波数2.5GHzからターボモードで最高3.0GHzで動作する事が可能な、完全アウト・オブ・オーダー機能を有したソケット当たり最大32個の物理コアに128個のスレッドという構成のプロセッサーはシングルソケット及びデュアルソケット構成でシステム設計が可能です。その他にも8チャネル対応のDDR4メモリ、56レーンものPCI-Ex帯域(Gen3.0対応)をサポートしています。
メインストリームとしてのARM
x86系プロセッサーに匹敵する性能と機能を備えたCavium ThunderX2®のリリースは、ハードウェア/ソフトウェア/ミドルウェアのARMに関わるエコシステムそのものが急速に成長し、そして充分に成熟しつつあることを念頭に置いています。最も一般的なHPC、クラウド、ネットワーキング、及び仮想化アプリケーション等の多くのアプリケーションは、現在ARM上で「すぐに」でも実行できます。ARM準拠のバックエンドシステムを構築することで、ARMアーキテクチャ上で動作する無数の携帯型端末やIoTデバイスへのバックエンドからフロントエンドへシームレスに接続する事が可能になるのです。更に、GIGABYTEのCavium ThunderX2®搭載ARMサーバ製品は、x86系プロセッサー準拠のシステムがサポートするのと同様のストレージ、ネットワーク、拡張性、BMC機能及びリモートマネジメント機能を提供しているので、HPC、クラウド、その他のアプリケーションに於いて、まさしく選択肢の本命となる事でしょう。
CPUとメモリ周りの機能について
GIGABYTEのR181-T90とR281-T91は、Cavium ThunderX2® CN9975-2000プロセッサーを、BGAによるデュアルソケット構成で搭載しており、ソケットあたり28の物理コアと周波数2.0GHzのパフォーマンスを備えています。このCN9975-2000は、HPC及びクラウド等の幅広い顧客に訴求するのに充分優れたコストパフォーマンスを備えており、当社の標準SKUのプロセッサーとして選ばれました。GIGABYTEではまた、受注生産とはなるものの世界中の顧客企業からの要望に備え、より高いSKUのCavium ThunderX2® CN9980-2200(32コア/周波数2.2GHz)とCN9975-2200(28コア/周波数2.2GHz)等のプロセッサーを搭載したサーバ製品を迅速に市場へと提供できるよう体制を整える計画です。メモリ周りでは、R181-T90とR281-T91の両者ともDDR4対応DIMMスロットが24本搭載されており、最大3.072TBのメモリ容量をサポートする事ができます。
ストレージ、拡張性、ネットワーク、電源、マネジメント機能について
GIGABYTEのR181-T90はホットスワップ対応SATA3.0 6.0Gbps SATAインターフェイスの2.5インチSAS / HDDベイを10個搭載し、拡張スロットの面では、ロープロファイル仕様のPCI-Ex16 Gen3.0拡張スロットを1本とPCI-Ex8 Gen3.0拡張スロットを2本、PCI-Ex16 Gen3.0接続のOCP規格の拡張スロットを2本搭載しています。2U規格の筐体を採用したR281-T91については、1U規格の製品と比較するとより多くのストレージを搭載する事が可能となっており、ホットスワップ対応SATA3.0 6.0Gbps SATAインターフェイスの2.5インチSAS / HDDベイをフロントに24個とリアに2個搭載しており、合計26個ものストレージを搭載可能です。そして、内蔵のサーバーボードには、フルハイトハーフレングス仕様の拡張カードが搭載可能なPCI-Ex16拡張スロットが8本実装されています。それにより、3本のPCI-Ex8 Gen3.0拡張カードセットか、それぞれ各1本のPCI-Ex16 Gen3.0とPCI-Ex8 Gen3.0拡張カードセットからなる二組の拡張カードセット、そして1本のPCI-Ex16 Gen3.0か、2本のPCI-Ex8 Gen3.0拡張カードセットからなる一組の拡張カードセットを搭載可能です。また、PCI-Ex16 Gen3.0接続のOCP規格の拡張スロットが2本搭載されています。これらの充実した拡張カードスロットの為、非常に柔軟で豊富な拡張性を誇っています。
ネットワーク機能の点では、いずれの製品ともに、専用のマネジメント用のネットワークポートに加えて、QLogic® QL41102ネットワークコントローラを実装し、10Gbps SFP+ネットワークポートを2ポートサポートしています。オンボードに実装されたAspeed AST2500 BMCを介し、GIGABYTEのGSM(GIGABYTE Server Management)ソフトウェアを使用してサーバ製品のリモートによるマネジメントを行うことができます。
R181-T90は40mm x 40mm規格のFAN8個を搭載し一列のイージースワップFANを構成、非常に高効率な冷却パフォーマンスを実現しています。R281-T91は80mm x 80mmのホットスワップ対応のFANを4個搭載しています。電源装置の面では、容量1200W 80 PLUS認証PlatinumクラスのPSUを2個搭載し、冗長機能をサポートしています。その他、GIGABYTE製サーバ製品ではおなじみとなったツールレスで装着が可能なレールキットが付属しています。
GIGABYTEの、市場を牽引し続ける類稀なシステム設計の専門知識と豊富な経験により、初めてのCavium ThunderX2®搭載のサーバ製品をこの度発表する事ができました。ワールドワイド世界各国のパートナー企業の皆様との協業を通じて、この最新世代のARM準拠のプラットフォームが全く新しく素晴らしいソリューションとなってデータセンター等の多くのフィールドへと採用される事を楽しみにしています。
- 製品価格と販売開始予定について
本リリース配信後、お引き合い/お問い合わせに応じ、順次ご案内を開始する予定です。
製品価格についてはオープンプライスです、ご要望の機器構成仕様に応じ個別にご案内する予定です。 - ネットワーク&コミュニケーション事業部の詳細に関しては、こちらをご参照ください。
http://b2b.gigabyte.com
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